舞台稽古
劇団メンソウル公演「航路」舞台稽古にお邪魔させていただいた。
きちんと言葉でその体験を表現するには、まだもう少しだけ時間が必要。
ただ言えるのはその出会いのおかげで、私自身が大切な原点に帰らせていただけたということ。
私はなぜ書くのか。
その動機を生々しく取り戻すことができた。それはあの稽古のおかげだ。私は言葉を使い物語を描く。彼らはおのれの肉体と声と精神を使い、そして物語の人となる。その自在な表現から目を離すことなどできなかった。
できればその様子を明日も明後日もずっと隠れて見ていたいほどだった。
本番が楽しみ。なんてもんじゃない。そこまでのプロセスをまた目撃したい衝動に駆られる。私にはその始まりからその経緯をたどり上演までのトータルがまた、ひとつの大きな作品に見える。
素晴らしかった。それに尽きる。