劇団男魂(メンソウル)-「航路」2017
昨年の劇団メンソウル定期公演「航路」を収録したDVDが届いた。楽しみにしていたので、早速に観た。やはり素晴らしい。感動した。
もともと原作は或る施設の教材として書いたものなので、くどくどとした説明や説教臭さが鼻につく。しかし、それを補って余りあるメンソウル座長杉本凌士さんの超絶脚色演出、演者の個性あふれる達者な演技で凄い舞台作品となっている。
昨年京都の知り合いたちは上演を知って是非とも観たいと口々に言っていたのだが、いかんせん東京は遠すぎる。京都に招いて上演できれば最高なのだが、こちらで十分に集客できるほどの宣伝力は僕にはない。残念だがやむを得ない。
そう思っていたのだが、改めて劇を見て、なんとかならないかという想いがむくむくと沸き起こってくる。それほどに素晴らしい舞台なのだ。原作者としてこれほどうれしいことはない。
滅をしっかり描いて、まず関係者に観てもらい同志を募るところから始めたい。素晴らしいのだ。本当に。