回想シーン~市民シナリオ塾
中島貞夫監督の市民シナリオ塾、本日講義最終日。
能「善知鳥」とバッティングしたため前回欠席したが、お願いしていた講義の詳しいサマリーと資料がちゃんと用意されていた。感謝。
今日は構想深め、監督への質問形式。
だいたいのあらすじはできていた。今回の課題は200字詰め50枚、映像として20分の超短編なので、過去は現在のシーンに挿入することで構成しようと。しかし、どうにもうまく行かず苦慮していた。
ちょうど監督から回想シーンについて話があった。映像シナリオは常に現在進行している物語であり、回想も現在に過去を回想しているというあくまで「現在」のもの。だから、過去を説明するために回想シーンを使うともたもたして、よっぽど時間系に従った方が良いとのこと。小説との違いがはっきりわかった。
ということは、回想シーンは誰の回想なのか、その主体をはっきりとせねばならないということか、と監督に尋ねた。まさにそうだという。つまり、回想シーンはある登場人物の主観的な体験の想起であり、客観的な出来事の映像ではないということだ。ならば、回想シーンの映像も、客観的な映像というよりも回想主体の視点を中心にすべきなのか、とさらに尋ねると、その通りとのこと。
腑に落ちた。これで、書けそうだ。
9/17作品提出締め切り。
次回10/1は、受講者四人ずつ、1時間かけて監督から直に講評してもらえるとのこと。楽しみ。
しかし!10/1は前から運営スタッフを頼まれていた或るイベントとバッティングしそう。報酬がいいので、休みたくはない。どうにかしたい。