「鉄輪(かなわ)」金剛能楽堂

「鉄輪(かなわ)」金剛能楽堂
シテ、地謡が京大生(京大金剛会)。
シテは女子であった。
目当ては囃子、ワキ、ワキツレ。
久しぶりに、能楽堂に響く囃子を味わう。
突然に耳をつんざく笛の高音で始まるパタン。いい。
ずっと観たかった演目。
帰宅後、新藤兼人の「鉄輪」を観て、さらにネットで現代語訳を探しだし、堪能。
怨念をビジュアル化してまた美しい描写で言語化している。
もとは「平家物語」剣巻とあったが、これは見つからなかった。
しかしそれにしても囃子の声にはうっとりする。
言葉以前の声だ。
メロディ以前のノイズだ。

明日は京大観世会の能を観世会館で見る。